ベトナム最大の都市、ホーチミン市(旧サイゴン)。
ベトナム南部に位置し、市内にはサイゴン川がゆったりと蛇行しています。
19世紀のフランス統治時代の面影を今に残しつつ、高層ビルが立ち並ぶダイナミックな景観も同時に見られます。
気候は1年中“夏”

ホーチミンは一年を通して暑くて湿度が高い、典型的な熱帯モンスーン気候。
日本の真夏がずっと続いているような感じで、日中は30度を超える日がほとんどです。
季節は大きく分けて2つ
- 乾季(11月〜4月):晴れの日が多く、観光にはおすすめの時期。
- 雨季(5月〜10月):スコールのような短時間の雨がよく降ります。
花と果物があふれる街並み

一年中暑い気候のため、街のあちこちで花が咲き誇っています。
ベトナムの国花である蓮の花や、鮮やかなブーゲンビリアが道路沿いに咲いています。
まるで南国の絵葉書のような風景を見ることが出来ます。

果物もとても豊富で、ホテルの朝食ビュッフェでは南国フルーツがずらり。
レストランでは搾りたてのフレッシュジュースが定番メニューです。
また、街を歩けば至るところにフルーツスムージーのスタンドがあります。
マンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツなど、南国らしい果物が気軽に楽しめます。
バイクの波と近代都市が共存する、不思議な街並み

通勤手段としてバイクが主流のため、朝夕の通勤時間帯には青信号で何十台ものバイクが一斉に走り出します。
その光景は初めて見る人には圧巻。最初は怖さを感じるかもしれませんが、だんだんそれも“ホーチミンらしさ”に感じてくるから不思議です。

また、最近では高層ビルやショッピングモールもどんどん増えています。
昔ながらの路地裏の屋台と、すぐ隣り合っている光景もホーチミンならでは。
おしゃれカフェ天国!ホーチミンはカフェ文化がすごい

ホーチミンには、思わず立ち寄りたくなるようなおしゃれなカフェが街中にたくさんあります。
ローカル感たっぷりの昔ながらのカフェから、屋上テラスの絶景カフェまでバリエーション豊か。

ベトナム名物の「ベトナムコーヒー」「エッグコーヒー」はもちろん、最近ではラテやアメリカーノなどエスプレッソ系ドリンクも充実しています。
クーラーが効いていて、Wi-Fiや電源が使えるカフェも多いので、旅の合間の休憩にも便利です。
日本からホーチミンまでの飛行時間
日本からホーチミンまでは、直行便で約5時間〜6時間程度。
- 東京(羽田・成田)から:約6時間
- 関西空港から:約5時間半
- 福岡から:約5時間弱
時差は2時間遅いだけ
この時差の少なさが、ホーチミン旅行のしやすさのひとつでもあります。
例えば、日本で夜12時に寝て朝8時に起きている場合、ベトナムでは夜10時に寝て朝6時に起きるだけです。
体への負担も少なく、時差ボケ知らずの快適な旅ができます。
ホーチミンは朝早い街なので、早起きしても楽しめます。
フォー屋さんも営業している店も多いですし、ベンタイン市場も営業しています。
また、清々しい朝のサイゴン川沿いを歩くのもおすすめです。
物価は日本の1/3〜1/2
ホーチミンの物価は、日本の約1/3〜1/2程度。
特に移動費が、とてもリーズナブルです。
グラブやメトロであちこち出かけてみるのもオススメです。
レストランも観光地価格でも日本より割安です。
それにより、色々チャレンジできるのも、ホーチミンを楽しみ尽くせるポイントです。
チップは必要か
ホーチミンでは、基本的にチップは必須ではありません。
ですが、サービスに満足した際には渡すと喜んでもらえます。
「サービス料込み」と記載されている場合は渡す必要はありません。
現地では店員さんも気さくなので、「サービス料込み?」と軽く聞いてみるのも◎
あまり神経質にならず、臨機応変に対応すればOKです。
👇さらに詳しい物価情報はこちらの記事で紹介しています
簡単な歴史

19世紀、フランスの植民地だった時代に建てられたコロニアル建築は、今も市内に数多く残っています。
ノートルダム大聖堂や中央郵便局など、異国情緒たっぷりの建造物を見るだけで、まるでヨーロッパにいるような気分に。
そして、1975年のベトナム戦争終結後、南北が統一されました。
それにより国の英雄ホー・チ・ミン氏にちなんで、都市の名前が「サイゴン」から「ホーチミン」に改められました。
背景を知ると、目の前の風景がより深く、味わい深く見えてきます。
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